国家資格キャリコン、知識更新講習のポイントを3分でお届け!第7回「メンタルヘルスの知識」

2021年1月29日

社員がメンタル不全やその他の健康要因によって休職をしたり、パフォーマンスが下がる事での機会損失は実は非常に大きいものがあり、医療費よりも大きいとも言われています。そのため大手に限らず各社が生産性を向上し、売上を拡大していくために健康経営をうたうようになり、そこを市場としてビジネスを拡大するEAP企業も多く見られるようになりました。今回はその基本となるメンタルヘルスに関する理解です。

単元のポイント

  • メンタルヘルスとはつまり脳の状態について観察、確認をすることである。
  • 環境に変化があると人は非常に多くの脳エネルギーを使う。充電とのバランスが崩れると不調をきたすことがある。
  • 感情は命を守るための原動力となるもので、不安=安心へ向かうためのガソリンとなると考えればわかりやすい。
  • 人は快感よりも不快を解消するほうを優先するように出来ている。美味しいご飯を銃を突きつけられながら食べてもリラックス出来ない状態をイメージすると良い。睡眠は快感、安心できる状態になっている必要があるが、緊張じょうたいはが続くと睡眠不足になってしまう。
  • 睡眠不足は様々な脳のパフォーマンスを低下させるため、睡眠は非常に重要になってくる。
  • このことからメンタルヘルスが充足している状態は安心と満足が提供されている状態である。
  • メンタルヘルスのチェックとしては、いつもと大きく違う変化を捉えること。毎日遅刻していた人がいきなりピタッとなくなることも、ポジティブなだけでなく何か他の要素が絡んでいることもある。
  • ケア=出来ていた事が出来なくなった場合。指導=元々出来ない事を出来るようにすること。
  • 生体が受ける刺激(気温、明るさ、運動、転職など)をストレッサーといい、それに対する反応をストレス反応という。
  • 危機管理能力はこれまで歩んできた人生により個体差が非常に大きい。
  • 危機管理能力が高い人は予防や危険を察知、回避する能力に長けているが、快感を得るためではなく不安を解消することにエネルギーがいくためリラックスしたりなどの充電が苦手な傾向がある。
  • 逆に低い人は、快感をモチベーションにすることに意識が向くため充電する事については得意だったりする。つまり、高い、低い=能力の優劣というわけではない。
  • 充電するためにリラックスする、ぼーっとしたり、のんびり過ごす事は決して無駄なことではない。
  • すぐに出来るリラックスで有名なのは腹式呼吸。
  • 職場におけるメンタルヘルスの原則がセルフケア、ラインケア、事業場内ケア、事業場外ケア。
  • EAPとは(Employee Asiistance Programs)の略で従業員支援プログラム。メンタル相談窓口や健康診断の受診促進サービスなどを提供するEAP企業が増えてきている。
  • メンタルヘルスに関するキャリコンでも個人情報の保護は何よりも重視すること。
  • メンタルヘルスに課題があると思われる社員が会社から受診を促進したり休暇したりすることへの対応を拒否したりする場合は以下のような立場で考えると効果的。
  • 会社としての安全配慮義務、そしてあなたには雇用契約上業務を履行してもらう義務がある。双方に問題がある現場を会社として無視する事は出来ない。まずはあなたが健康に回復する事が何よりも最優先である。

まとめ

ストレスや不安は決してネガティブなものではない。快適に向かうための人の本能であることを理解し、何よりも睡眠を快適に取れるように自分自身がメンタルケアについて理解し、企業などの周囲が常にサポートして行くことが重要だと思いました。危機管理能力が高い、低いの考え方は今までこのような発想はなかったので参考になりました。

次回は「中高年齢期を展望するライフステージ及び発達課題の知識」についてです。